【旅行記】『君の名前で僕を呼んで』ロケ地巡り2019 1日目・2日目
1日目
この日は移動日で、ミラノ・マルペンサ空港に着いたあと、ミラノ中央駅からクレマまで電車で移動しました。
天気はあいにくの雨。気温的には東京の3月のわりと肌寒い日ぐらいの感じでしょうか。ヒートテックも着ていましたが、とりあえずコートは手放せませんでした。
クレマへ行こう(列車の発着には要注意)
クレマまでのアクセスですが、電車とバスの2つの方法があります。
自分が使った電車についてのみのご紹介となりますが、ミラノ中央駅~クレマで約1時間です(各駅停車のみ。必ず乗り継ぎがあるので、時間は多少前後します)。
で。
イタリアで初めて乗る鈍行列車の出発が1時間遅れる
という洗礼にあいました。「そろそろ時間のはずなのになんで出ないんだろう?」と思っていたら、周りのイタリア人がざわざわし出し、しばらくのちに遅延に気づきました。
クレマ行きの列車はそもそも1時間に1本しかないんですが……。
あとで分かったのですが、出発が遅れる場合、アナウンスに加えてホームの電光掲示板にも遅延時刻の表示が出ます(最初は全く意識してなかったので、英語とイタリア語のアナウンスが聞き取れず……)。そのへんを見て行動しましょう。
2日目
この日も雨がちの寒い日でした。午前中の目的地はパンディーノ。
これです。曇り空なので少々暗め。
パンディーノへのアクセス
パンディーノへの行き方ですが、使える公共交通機関はバスのみです。だいたい30~40分。本数は1時間に一本くらい。(時刻表はたまに変わっているようなので、「こぼれ話」で照会している長距離バスサイトで都度確認してください)
なお、自分はK525という路線に乗りましたが、クレマ~ミラノ中央駅をつなぐ路線でしたので、ミラノから行くのもありだと思います。
バスの切符の買い方・乗り方
バス会社の受付的な施設が見当たらないので、クレマのどこでバスの切符を買えるかというと、駅の窓口(電車の切符購入と同じ)でした(開いてなかったら併設のタバッキで購入)。
切符を購入するときは、基本的に往復で購入しておいたほうがよいです。行き先の街が小さい場合、切符売り場がなかったりするので。
イタリア交通のセオリー通り、バスに乗ったら切符を検札機に通す(たまに反応しないことがあるので、その際は運転手にちゃんと伝えて対処してもらったほうがよいです)。
車両にもよるようですが、次のバス停のアナウンスがよくわからない場合があります。運転手に「ここで降りるから教えてね!」と頼むのもありですが、自分の場合忘れられていたので、GPSで位置を確認しつつ降りるバス停を把握するのが無難でしょう。
パンディーノのバス停はこの写真の交差点あたりです。
パンディーノの街
大きくはありませんが、落ち着いた雰囲気の街です。
上の教会の裏手辺りに、例の広場があります。
遠景で撮るとこんな感じで、駐車場になっています。
映画撮影のときはこの辺をあけてもらったのでしょうね。
ちなみに……我々聖地巡礼者の動向は現地でも捕捉されているようで、こちらの看板が立ってました(末尾のパラグラフ参照)。
聖地巡礼はクレマの観光センターからはじめましょう
パンディーノからクレマへ戻り、午後はシティ・センターの方へ向かいました。
雨は降ったりやんだりで、結構寒い。ウルトラライトダウンをホテルに置いてきたのを後悔しつつ、寒さに震えながらの観光となりました。
東からメインストリートを抜けて、向かったのは観光センターです。ドゥオーモ広場(CMBYNでエリオとオリバーがカフェでくつろいでいる有名なシーンのところ)の一角にあります。
廊下で市街地の地図がないか探していたところ、スタッフの方から声をかけていただき、地図を見ながらクレマ市街地の歩き方を簡単にレクチャーしてもらいました。
それで、
「『CALL ME BY YOUR NAME』って知ってる?」
「知ってます! それ見て来ました~」
といった会話をきっかけに、聖地巡礼関係の情報やら映画のポストカードやらいただきました。スタッフの方、だいぶ対応に慣れているようです。
このとき教えてもらったオーディオガイドアプリ(「こぼれ話」に詳細あります)も参考に、シティ・センターの街歩きをすることに……。
なお、シティ・センター界隈の話は3日目の旅行記にまとめて掲載します。
【捕捉】おすすめスポット
写真撮り忘れましたが……メインストリートから少し外れたところにある、クレマ市民博物館が隠れたおすすめスポットです。CMBYNとは関係ないですけど。
Museo Civico di Crema e del Cremasco
(平日の昼間だったせいもあるかもしれませんが)とにかく人がいないので、観光中にほっと一息つきたいときとかにちょうどよいです。無料ですよ!
展示物としては、古代~中世のものが中心でしょうか。とくに著名な芸術家のものがあるわけではないです。ただ、ふら~っと過ごすのにほどよい雰囲気です。
また、併設するカフェが奥まったところにあるため、割と人も少なめで、落ち着けます。
ちょっと観光疲れしたな~、でも地元の人がいるところに入って行くのもな~というときに最適です。
とりあえず1日目・2日目は以上!